お父さんの話 その1
Bonjour Madame!
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続いておりますが、お元気ですか。
この夏休みは長野の安曇野へ行きました。
NHK朝ドラ「おひさま」の舞台・・
と云う訳で、予想してはおりましたが、
想像以上の込み具合。
どこへ移動するにも延々の車の列でした。
おかげで、車窓からゆっくりと
のどかな信州の夏景色をみることが出来ました。
濃い緑におおわれた山や森や田畑、
空には大きな入道雲・・。
信州の夏は本当に素敵です。
8月20日よりいっせいに秋物が入ってきます。
それと並行して、
残暑の厳しい秋口のおしゃれのためにと
バーゲンを延長することにしました。
それでは、連載エッセー [心の糧Ⅱ]
第24回目をお贈りします。
お父さんの話
その1・・自分自身の姿勢
昔ね ばあばがまだ大学生だった頃の事
お正月で お友達が沢山遊びに来ていたの
皆 それぞれの大学での
「安保闘争」の話をしあっていたの
そこへお父さんが入ってきて
皆の話を
ニコニコしながら
黙って聞いていたのだけれど
突然 こう話し始めたの
ばあばは お父さんが
急に話に割り込んできたので
お友達の手前 恥ずかしくって
「お父さん やめてよ」って言ったの
そうしたらお友達が
「まあ聞こうよ」って言うので
仕方なく聞いたのね
お父さんは こんな話をしたんだ・・
「世の中は いろんな事があるものだよ
理不尽で
思うようにいかないことばかりだろう
だけど
長い目で見ると
自分がこう有りたいと思う方に
行っているものなんだ
自分自身の『姿勢』が大事なんだ
回りがどうであれ
社会がどうであれ
最終的にはすべて 自分自身が
『どういう風に有りたいか』が 問題なんだよ」
ばあばは
今でも この言葉を思い出すの
そして お父さんの事を思うんだ・・